体力の限界とは？その正体について（前半）

　一流のアスリートはどうやって「限界」を超えることができるのでしょうか？　スプリント種目の世界大会、リオ五輪でのリレー400mで銀メダルを獲得した為末選手が、彼の著書『限界の正体』に記した「限界を突破する方法」を４つお伝えします。

（その１）限界は思い込み
かつて陸上界で、１マイル（1.6km)4分の壁がありました。
だれもこれを上回る記録をだせない。

ところが、ある選手がこれを突破した後、
次々とこれを破る選手が現れました。

このことから言えるのは、
限界というのは思い込みから来ているということ。

誰かが出来たと思った瞬間、自分もできた！

このことから学べる事。
自分が無理だと思っているペース、距離。
まず、これは思い込み、自分が頭で作っている
限界だと悟ることです。

そして、
自分の限界を達成している人に接すること。
グループに入るのでもよいし、
コーチについて走ることでもよいでしょう。

そのことにより、自分の限界が、
思い込みに過ぎなかったことを知ることができます。

（その２）ゾーンに入る
誰しもに言えることですが、
あることに集中して取り組んでいると、
最初は難しいと思っていた
「目標達成」にぐんぐん近づいていきます。

逆に難しいと思って取り組まないと、
当然ながら、目標には近づきません。

最初は面倒だとか、とても自分には無理とか
思っていても、ゾーンにはいる（波に乗る）と、
まるでサーフィンで波に乗るように
目標達成に向けて勝手に進んでいくんです！

そのためには、ある程度の頻度、量をこなす、
いつもより早く走ってみるといった工夫を
してみてください。

波にの乗ると、練習がつらいものから
楽しいものに変わります！

後半へつづく